トルコ系のエジル 差別理由にドイツ代表引退「ユニホーム着たいと思わない」
サッカーのドイツ代表でトルコ系のMFメスト・エジル(29)=アーセナル=が22日、民族差別を理由に代表引退を表明。「差別は受け入れられない」との声明を公開した。
W杯ロシア大会前にトルコのエルドアン大統領と撮った写真を巡り、ドイツ国内で批判を浴びた。声明では政治的意図を否定する一方で、移民としてドイツ社会に受け入れられていないとの心境をつづり「これ以上、ドイツ代表のユニホームを着たいとは思わない」と明言。自身を軽蔑するような態度を取ったというドイツ・サッカー連盟のグリンデル会長への不信感もあらわにした。ポーランド系の血を引く選手と自身の扱いに差があることに「トルコだからなのか」と疑問を呈した。