サッカーＷ杯ロシア大会日本代表のＭＦ乾貴士（３０）＝ベティス＝が２５日、取材に応じ、将来的に日本復帰を考えていることを語った。

　新天地となるチームに合流するために日本を離れる乾は「楽しみですし、新しいチームで新しいサッカーができることが新鮮ですし楽しみなので、しっかりアピールできるように練習から入っていきたいと思います」と期待を口にした。Ｗ杯で２得点と活躍したため、オフはテレビ出演や取材応対、イベントなどで引っ張りだこだった。「帰りの空港でこれだけ記者さんが来るのもあまりないことだったので。今まで体験したことないですし、オフも含めて、こうやっていろんな注目を浴びたり、いろんな仕事も出させていただきましたし。いつもとは違って、忙しくさせていただきました」と苦笑いしていた。

　ベティスへの移籍会見では、今回の移籍が恐らく最後になると話していたが、この点については「海外での移籍が最後っていうことです。多分。分からないですけど、そういう思いでやっています。日本でのプレーはいずれします。長くやりたいので」と将来的に日本復帰を考えていると明かした。

　スペインでプレーする志向が強いこと、同リーグのレベルの高さ、自身の年齢を考えてのことで、「契約をまっとうしたら３３（歳）とか３２（歳）になってくるので、そこからの移籍は多分、むずかしいものになるんじゃないかなと思うので、そういう意味でも最後の移籍といいましたけど、活躍すればもしかしたらどこかから（オファーが）来るかもしれないですし、エイバルに戻るかもしれないですけど、そういう覚悟でやっていきたいなと」と決意を口にした。