サッカー日本代表ＭＦ香川真司（２９）＝ドルトムント＝が２５日、日本での休暇を終えて成田空港から出国。日本代表新監督の最有力候補として上がっている五輪代表の森保一監督（４９）を歓迎する意向を示した。

　香川は森保氏が代表新監督の最有力候補であることに「そこは正式には決まっていないということなので、ぼく自身は何も分からないので」と慎重な表情。だが、香川が０７年Ｕ－２０Ｗ杯カナダ大会に出場したときに、森保氏はコーチを務めていた間柄でもあることから「ぼくはアンダー世代から一緒にやらせていただいていますし、Ｊリーグでも実績は十分ある方なので、なおかつ一番大事なのはＷ杯を一緒に帯同されて、戦っています」と話した。

　Ｗ杯に帯同し、ともに戦ったことで、悔しさとともに次への思いを共有することができる点がメリットの１つ。香川は「ポーランド戦終わった後もロッカールームで森保さんが非常に厳しい顔つきで『次に目を向けてやるぞ』、『予選突破が決まったけど気を抜かずにやり続けるんだ』と言っていることが僕にとって印象的でしたし、次の勝利だったり、どんどん次のステージへの高い目標を感じたりしたので、楽しみな代表になってくるんじゃないかと思います」と４年後への期待感を口にした。