森保監督 FW町野修斗の招集理由「日本人得点王で献身性も見ている」
サッカーのW杯カタール大会に臨む日本代表の森保一監督(54)が8日、ドーハ市内で取材に応じ、DF中山雄太(ハダースフィールド)に代わって招集したFW町野修斗(23)=湘南=について「日本人得点王で13点取っている。献身性は(東アジア)E-1(選手権)などですでに見ている」などと選出理由を説明した。
町野は身長185センチと高さもあり、多彩な得点パターンが魅力。前線の起点となるポストプレーに加え、守備ラインの裏にも抜け出せる万能型FW。7月の東アジアE-1選手権で日本代表に初選出され、3得点で相馬勇紀(名古屋)と並んで得点王に輝いた。9月のドイツ遠征にも参加し、米国戦では途中出場した。
湘南(当時は平塚)からのW杯代表入りは小島伸幸、呂比須ワグナー、中田英寿が選ばれた1998年フランス大会以来6大会ぶり。
◆町野修斗(まちの・しゅうと)1999年9月30日、三重県伊賀市出身。2018年に大阪・履正社高から横浜Mに加入したが、公式戦の出場なし。19年からJ3北九州へ期限付き移籍し、J2昇格に貢献。21年から湘南に在籍。今季はJ1で30試合に出場し、日本人最多となる13得点を挙げて得点ランク2位。7月の東アジアE-1選手権の香港戦でA代表デビュー。国際Aマッチ通算4試合3得点。ゴールパフォーマンスは両手で印を結ぶ“忍者ポーズ”。185センチ、77キロ。利き足は右。