日本代表 MF遠藤航は「最新の情報だと脳や頭蓋骨の損傷はない」 反町委員長が明かす

 日本サッカー協会の反町康治技術委員長(58)が9日、カタール・ドーハへの出発前に成田空港で取材に応じ、8日の試合で頭部を強打し、負傷交代した日本代表MF遠藤航(29)=シュツットガルト=の状態について「(代表とクラブの)ドクター同士で連絡を取り合っている。最新の情報だと脳や頭蓋骨の損傷はない。脳の出血もない。いわゆる脳振とう」だと明かした。

 遠藤は8日のドイツ1部リーグ、ヘルタ戦で相手選手と空中で競り合った際、頭同士を激しくぶつけて倒れ込み、後半37分に担架に乗せられ交代した。シュツットガルトは9日、遠藤について「脳振とうの疑いがあるため病院で一晩過ごしたが、大事には至らなかった。この日のうちに退院する」と発表していた。

 W杯前、最後の試合となる12日のレーバークーゼン戦の欠場は確実。日本代表への合流時期に関して、反町委員長は「それは分からない。ドクター同士で一番いい方策を取って(カタールに)来る形になる」と言葉を濁し、17日の強化試合カナダ戦(UAE)については「ずっと試合に出ているのでいい休養になるかもしれない」と欠場を示唆した。

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