森保J・町野 W杯目標「3得点」忍者ポーズ世界に見せる「忍法使ってきます」

笑顔で出発する(左から)権田、長友、山根、田嶋会長、エマーディ大使、相馬、谷口、町野
忍者ポーズで意気込む湘南・町野(撮影・金田祐二)
忍者ポーズで意気込む湘南・町野(撮影・金田祐二)
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 サッカーW杯カタール大会に臨む日本代表に代替招集されたFW町野修斗(23)=湘南=が9日、神奈川県平塚市内で記者会見し、「W杯という夢の舞台に行けることを本当に誇りに思う」と喜びを語った。“忍びの里”三重県伊賀市出身のストライカーは、ゴールパフォーマンスの“忍者ポーズ”を「世界で見せたい」と意気込み、本大会での目標に3得点を掲げた。

 26人目の男は壇上で晴れやかに決意を語った。「小さい頃、W杯を見て夢や勇気、感動を与えてもらった。今回は与える側なので責任と誇りをしっかり持って熱く戦いたい」。

 右アキレス腱を損傷した中山雄太(ハダースフィールド)に代わって選出された。1日に発表された26人からは漏れたが「バックアップ(メンバー)というのは聞かされていた」。7日に連絡を受け「本当に驚いた」と率直な思いを口にした。

 “忍者の里”で知られる三重県伊賀市から初のW杯代表入り。今季から始めた“忍者ポース”のゴールパフォーマンスは、昨オフに地元の伊賀上野城で手裏剣体験に参加した際、従業員の男性から教わった。「僕の象徴である忍者ポースを世界で見せられるようにしたい。忍者を代表している。忍法を使ってきます」と、舌も滑らかに会見場の笑いを誘った。

 「3得点いきたい」とW杯の目標を掲げた。日本代表に初選出された7月の東アジアE-1選手権で、大会前の宣言通り3ゴールで得点王に輝いた。夢の舞台でも有言実行のゴールを重ねるつもりだ。

3年前はJ3

 3年前にはJ3でプレーしていた無名の男が、今季はJ1で日本人最多13得点を積み上げ、W杯にたどり着いた。「自分のプレー次第で世界を切り開いていけるような大きな大会」。反骨の“忍者ストライカー”は野心を胸に世界へ挑む。

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