「国際親善試合、日本代表１－２カナダ代表」（１７日、ドバイ）

　サッカー元日本代表ＤＦ田中マルクス闘莉王氏が自身のＹｏｕＴｕｂｅチャンネル「闘莉王ＴＶ」で、試合を生解説した。

　Ｗ杯カタール大会前、最後の試合で敗戦。「誰よりも応援している！誰よりもです」という熱い思いが、厳しい言葉となって次々と飛び出した。

　試合終了間際にＰＫを献上しての敗戦。辛口解説の一方で、「あくまで本戦の準備と忘れちゃいけない。森保監督もプランニングを立ててドイツ戦に向かうわけですから。悪い悪い、という風には捉えない」とも語った。

　チーム全体で良かったところを問われると、「相馬、久保が調子いいのと、柴崎もそこそこできる。上田も１０分で２回くらいいいプレーしている」と評価。鎌田のボランチ起用には「ボールに触れてない。守備に追われてる。もったいないですよ」と疑問視をしながら、「鎌田の調子はいい。いいですね、１対１でも負けない。キーマンになりそう」と期待感を示した。

　一方で、「南野はもう少しコンディション上がってきたのかと思ったが。ミスが多い。１０回くらい触って８回くらい取られちゃサッカーにならない」とし、先発したＦＷ浅野に対しても「３回とられてる、ここがヘボなんですよ。キープすることでどれだけ後ろの選手を助けられるか。３回、ボール取られて、どうしようもない」などと厳しい評価を与えた。

　失点した場面もセットプレーを不安視していた言葉が的中。「あれだけ２回ともコーナーキックでヘディングされて、相手も勝てるとなる。３本目で点入りました。監督も含めて、ちゃんとやらないと。権田が喝いれてもいい。おまえらちゃんとせえ、はね返せと。先に触れと。そういうところ。グラウンドのなかで後輩、先輩、関係ない」と、メッセージを送った。