ドイツGKノイアーは鎌田を要警戒 5度目頂点へ「初戦は勝ち上がる上でカギ」

 1次リーグ初戦で日本と当たるドイツ代表が19日、ドーハから北に約100キロ離れたアルシャマルで現地入り後初の練習に臨み、冒頭約15分間を公開した。腰痛などで戦列を離れていたMFトーマス・ミュラー(33)=バイエルン・ミュンヘン=も通常通り練習に参加し、日本戦で出場する可能性も出てきた。取材に応じたGKマヌエル・ノイアー(36)=バイエルン・ミュンヘン=は、警戒する日本の選手として鎌田大地(26)=アイントラハト・フランクフルト=の名前を挙げた。

 要塞(ようさい)のように城壁で囲まれた練習場にドイツ代表が降り立った。オマーンとの強化試合では1-0の辛勝と本来の力を出し切れなかったが、この日の練習ではリラックスした表情でボール回しや対人プレーなどに取り組んだ。

 過去4度の優勝を誇り、2大会ぶりの頂点を目指す強豪にとって、日本からの勝ち点3は絶対だ。ノイアーは「初戦は勝ち点3を取ること。初戦は(決勝トーナメントに)勝ち上がる上でカギになる」と勝利を誓った。

 海外のクラブに所属する選手が多い日本代表の中で、ドイツでは最多の8人がプレーする。警戒する選手を聞かれたノイアーは迷わず「カマダ」と名前を挙げた。「彼は素晴らしいプレーヤー。万能性があって技術的にも恵まれて」と認めた。

 ドイツ代表で118試合44得点のミュラーは、腰痛などの影響により直近のリーグ7試合を欠場。オマーン戦もプレーしなかったが、この日の練習には参加した。フリック監督は「フルトレーニングだった」と全メニューを消化したと明かし、日本戦への出場の可能性は高まった。

 その他、ドイツ代表はMFニャブリら、ドイツ1部で首位を走る名門バイエルン・ミュンヘンでプレーする選手がそろう。ブラジルに並ぶ歴代最多タイとなる5度目の優勝へ好スタートを切る。

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