Wスピードスターがライン裏突く!伊東「スペース狙って」前田「びびらせたい」
2人のスピードスターが勝ち点ゲットへ、強敵の弱点を突く。サッカーW杯カタール大会に臨む日本代表が19日、ドーハ市内でドイツ戦(23日、ドーハ)に向けた練習を行い、伊東純也(29)=スタッド・ランス=と前田大然(25)=セルティック=がドイツの最終ラインの裏に走り込み、ゴールする戦術をイメージした。
ドイツ撃破へ狙いどころが明確になった。伊東は「シンプルに(ボールを)奪ったらサイドバックの背後のスペースを狙って行くのがいいのではないかとなった。自分はそこをうまく突けるように狙いたい」。チームミーティングでも、空きやすい相手サイドバック裏のスペースの使い方を共有したという。
今のドイツは攻撃時にハイラインを敷く傾向にあり、特にサイドバックで対面するラウム(ライプチヒ)は前への意識が高く、その裏は空きやすい。押し込まれる展開が予想される中でも、伊東がスピードを生かして空いたスペースを利用し、ゴールにつなげるイメージだ。
ラウムと同じドイツでプレーする鎌田からも「いけると思うよ」と攻略の“お墨付き”をもらった。後ろの酒井とも「うまくコンビネーションでやる」と2人で崩すイメージもすでに持っている。
同様に1トップに入る前田にも出番がある。「カウンターで(相手の)後ろの選手が上がっているので結構スペースがあるとスカウティングであった」と中央からも抜け出しを狙う。相手DFにはリュディガー(レアル・マドリード)ら世界的な選手がそろうが「スピードでびびらせたい」と自信は十分。日本が誇るスピードスター2人が格上のゴールをこじ開ける。