アルゼンチンに「大打撃」まさかの敗戦を現地紙も嘆く「テクノロジーが敵に」メッシ呆然
「カタールW杯・1次リーグC組、アルゼンチン代表1-2サウジアラビア代表」(22日、ルサイル)
V候補アルゼンチンがまさかの黒星。サウジアラビアに逆転負けを喫し、黒星発進となった。
2019年以来、36戦無敗で迎えたW杯。だが、悪夢が待っていた。
前半10分、VARで獲得したPKをエース・メッシが決めて先制。だが、同29分にラウタロ・マルティネスのゴールはVARで判定変更となり、オフサイドにより取り消し。メッシが1度、ラウタロが2度ネットを揺らしたが全てオフサイド判定となり、後半に流れが変わった。
アルゼンチンにとって、W杯でのアジア勢に対する敗戦は初。現地メディアのクラリン紙はメッシが頭を抱える写真とともに「(1点目を取った後)テクノロジーは代表チームの敵となった」とし、「サウジアラビアに敗れ、大きな打撃を受けた。決勝トーナメントへ非常に困難な状況となった」とショックをにじませた。
ディアリオ・ホイ紙は「前半は常にボールをコントロールしていた。だが、3ゴール(メッシ1、ラウタロ・マルティネス2)が認められない稀なケースがあった」と半自動オフサイドテクノロジーによる判定を嘆きながら、「決勝トーナメント進出に次のメキシコ戦は勝たなければいけない」とした。
アルゼンチンは後半3分にカウンターからシェヘリにゴールを許して同点。同8分にサレム・ドサリには鮮やかな逆転ゴールを決められた。その後、メッシのヘディングシュートが止められるなど、押し込みながらゴールを奪えず、呆然とした表情を浮かべた。
アルゼンチンにとって2019年以来、36試合無敗だったが、まさかの黒星発進となった。この後、第2戦でメキシコ、第3戦でポーランドと戦う。