サウジアラビア アルゼンチン撃破で大金星 2-1逆転劇!日本に勇気アジア勢初勝利!
「カタールW杯・1次リーグC組、アルゼンチン代表1-2サウジアラビア代表」(22日、ルサイル)
1次リーグが行われ、C組はFIFAランク51位のサウジアラビアが同3位でV候補のアルゼンチンを2-1で撃破し、大金星を挙げた。0-1の後半、シェヘリ、S・ドサリが連続ゴールを決め逆転。アルゼンチンはメッシが先制PKを決めたが追加点が奪えず、まさかの黒星発進となった。
隣国サウジアラビアから初の中東開催に集まったサポーターの応援が時間を追うごとに熱気を帯びる。優勝候補の一角、アルゼンチン相手に番狂わせ。「カタールの心地よい環境は完璧に分かっている。誰もわれわれが勝つとは思っていないだろうが、予想を覆すために来た」と宣言したルナール監督が留飲を下げた。
序盤から守備ラインを押し上げ、果敢に攻めた。前半10分にPKで先制を許したものの、相手の攻撃をことごとくオフサイドの網に引っかけ追加点を許さない。強気の姿勢は後半に実り、一気にひっくり返した。
3分に中盤からのスルーパスを前線のシェヘリが受け、左足で同点ゴールを決める。5分後にS・ドサリが右足を豪快に振り抜いて勝ち越すと、終盤は一丸でリードを死守した。
国内組で構成
前回はモロッコを率いたフランス人のルナール監督が3年前に就任し、国内組だけでチームを構成。「30日以上の準備期間を設けられて、アルゼンチンとは準備段階が全く違う」との手応え通りに組織力で勝利をもぎ取った。
カタールが開催国では史上初となる初戦黒星、イランが6失点大敗とアジア勢に屈辱が続く中で意地の大金星。勇気を得て日本も23日・初戦のドイツ戦に臨む。