サッカーＷ杯カタール大会に臨む日本代表の久保建英（２１）＝レアル・ソシエダード＝が２２日、初戦のドイツ戦（２３日、ドーハ）に向けた前日練習後に取材に応じ、「０に守って１点取れば勝てる話なので、できるだけ長い時間０－０で。前半なんかは０－０でも全然いいと思う」と試合展開を想定した。

　２２日には同じアジア勢のサウジアラビアが格上のアルゼンチンに２－１で逆転勝利。久保建はその試合をテレビで観戦していたと言い、「引き切るでもなくラインも思ったより高くて、結果２－１で勝っているので彼らにしたら文句ない勝利。僕らは僕らの方に集中するだけですけど、本当に格上相手に良い戦いをしていたかなと思います」と刺激を受けた。

　久保建は開幕戦との相性も抜群。東京五輪では１次リーグ初戦から３戦連発。今季から移籍したスペイン１部レアル・ソシエダートでは開幕戦でいきなり決勝点を決めており、今回のＷ杯でも自然と期待は高まる。「レベルが違う大会なので、そこと比較してもどうしようもない」とした上で「開幕戦からチームの助けになれるのであればそれ以上ないと思います」と力を込めた。