サッカー元日本代表MF松井大輔が解説 「頭脳派」MF三笘薫がドリブルで抜ける理由
2010年サッカーW杯南アフリカ大会代表でJ3YS横浜MF松井大輔(41)が23日、日本テレビ系「スッキリ」に出演し、この日の日本時間午後10時キックオフのW杯1次リーグ初戦・ドイツ戦を控える日本代表のMF三笘薫(25)=英ブライトン=のすごさを解説。大のサッカーファンのMC加藤浩次をうならせた。
松井は三笘について「頭脳派のドリブラー。今までにいなかったような感じ」と説明。「僕たちとかは感覚で右左でどっちかに行くんですけど、彼の場合はビデオ見ながら自分の足の速さと相手がどこにいるかっていうのをしっかり見て、ドリブルを仕掛けていく。理詰めで勝負していくっていうのは、なかなかできないですね」と話した。
三笘と対談したこともあるという松井は、自身と全く違う部分があり面白かったと回想。具体的な理詰めのプレーとして、相手と対峙(たいじ)している時に「ちょっと左によけるんですよ。すると、ディフェンスっていうのは錯覚するんですよ。あっ、同じ並びだなって。でも三笘くんの場合は、そっからまた速くいけるんで。横にちょっと並ぶんですよね」と例示。
加藤が「へーえ。真横にスライドしてから縦に行く。だからああやって距離を取りながらドリブルしていけるわけですね、取られないってことですね、ボールをね」と感心すると、松井は「スライドしてから縦に行くと、ディフェンスっていうのは目の錯覚が起きるんですね。それをすごく利用してるっていうのもあります。70%から80%ぐらいの確率で抜けるっていうのはすごい」と頼もしそうに話した。