敗戦のドイツに不穏な空気 フリック監督「彼の感想を述べただけ」ギュンドアンがチーム批判?

 後半、決勝ゴールを決める浅野拓磨(撮影・金田祐二)
 後半、同点ゴール決め駆け出す堂安律(下)。GKノイアー
 日本に敗れ引き揚げるドイツイレブン(共同)
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 「カタールW杯・1次リーグE組、日本代表2-1ドイツ代表」(23日、ドーハ)

 FIFAランク11位のドイツは同24位の日本に痛恨の逆転負け。2大会連続で初戦を落とした。

 “魔の8分間”に沈んだ。フリック監督は「我々にとって残念な結果。78%の支配率を誇ったにも関わらず、良いチャンスもあったがそれを逃してしまった」と振り返った。

 ドイツは後半30分、堂安に決められ、同点。さらに38分、FW浅野にGKノイアーがニアをぶち破られ、逆転弾を決められた。前半、PKで先制ゴールを決めたギュンドアンも「2点目はあんなことが起きてはいけなかった。全体的に我々が支配していたのに…」と落胆。悪夢の8分に「簡単にゴールを与えてしまったのは良くなかった。もっと積極的に出ていかないといけなかった。全員が自分でボールを取られないという意思が足りなかった」と、守備陣を批判するような言葉を並べた。

 ドイツメディアからは「ギュンドアンが批判的なことを言った。これはいいこと?責任逃れ?」との質問も飛んだ。指揮官は「心配しなくてもいい。彼の感想を述べただけ。それは自由に表現していい。それぞれの選手が受け止めなければいけない」と、必死に打ち消したが、不穏な空気も流れた。

 前回大会では初戦でメキシコに敗戦。またも、グループリーグ敗退の悪夢もよぎる。指揮官は「我々はもっとプレスをかける。守備としては改善しないといけない。ゴールを決めたがチャンスを逃し、好ましくないこともあった。日曜日のスペイン戦までに準備し、勝ちを狙いたい」と語った。

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