「恥さらし」ドイツ代表敗戦に地元メディア酷評 逆転負けにファンは怒号とため息
「カタールW杯・1次リーグE組、日本代表2-1ドイツ代表」(23日、ドーハ)
日本に敗れ、黒星スタートとなったドイツでは23日、地元メディアが敗戦を「衝撃の逆転負け」「恥さらし」などと酷評した。優勝候補ながら1次リーグで敗退した前大会の悪夢を予感させるとの指摘も出ている。
ベルリンのスポーツバーには23日、平日の日中にもかかわらず、約150人のファンが集結して中継を見守った。前半のドイツの先制点ではファンらが総立ちになって歓声を上げたが、日本が後半逆転すると店内は怒号が飛び交い、その後はため息に包まれた。「悔しい」との声も上がった。
フィリップ・デンボウシュさん(31)は、強豪スペインが次の相手のため「この試合は勝たなければいけなかった」とうなだれた。
ベルリン中心部で仕事帰りのマンフレッド・リンドマンさん(40)は「日本は勝利に値する戦いをしていた。ドイツは今回も敗退するのではないか」と悲観した。
ウェルト紙は「消極的なドイツが日本相手に恥をさらした」と非難。フランクフルター・アルゲマイネ紙はスペインとの次戦を控え「もう敗退の危機」と報じた。