守田英正 戦列復帰へ意欲 遠藤と最強WボランチでDF陣助ける「全然いけます」
サッカーのW杯カタール大会に出場している日本代表は25日、コスタリカとの1次リーグ第2戦(27日)に向けてドーハ市内で冒頭部分を除く非公開で調整した。左ふくらはぎの違和感でドイツ戦を欠場した守田英正(27)=スポルティング=はコスタリカ戦での戦列復帰に意欲を示し、谷口彰悟(31)=川崎=も出番へ気持ちを高ぶらせた。
守田の戦列復帰が近づいてきた。25日の練習もフルメニューを消化。笑みも浮かぶ表情からは順調な回復ぶりがうかがえ、「全然いけます。というかドイツでも全然いけました」と力を込めた。
15日に合流した守田だが、左ふくらはぎの違和感で別メニュー調整が続いていた。「ちょっと(筋肉に)硬さが残っている」と、国際親善試合のカナダ戦(17日)も回避した。全体練習に合流したのはドイツ戦2日前の21日。「心肺機能が少し懸念(される)」と話し、急ピッチで状態の向上に努めた。
欠場したドイツ戦では遠藤と田中が中盤の底を担い、終盤には鎌田が配置された。フル出場した遠藤は中盤の要としてコスタリカ戦の出場も濃厚だが、ベスト8以上を目指す日本にとって、決勝トーナメント以降の連戦まで見据えると、遠藤の出場時間は可能な限り抑えておきたい。アジア最終予選で遠藤とともに日本の中盤を支えた守田が戦列復帰すれば、森保監督にとっても心強いに違いない。
優勝候補の一角ドイツを破った「ドーハの奇跡」はベンチから目の当たりにした。「刺激を受けた。出てない選手は悔しかった部分もある。途中から出た選手が結果を出したのは素晴らしいし、いい前例ができた」と語りつつ、「まあ、悔しいですね」と繰り返し、闘志をかき立てた。
コスタリカ戦に向けては「バランスがすごく重要」と強調。スペイン戦で7失点の大敗を喫した相手の出方は読めないが「もし(自分が)出るなら、少し前目(の位置)を取ったり流動的にできれば相手は嫌になる」と見解を語った。勝てば16強進出の可能性もある一戦へ、着々と準備を整える。