日本の敗戦 世界も「衝撃」 守備陣ミスに酷評も「吉田が確実にボールを処理していたら」

 後半、得点を許し、がっくりの守田(13)、吉田(22)ら(撮影・金田祐二)
 後半、ゴール前で競り合う吉田(中央)=撮影・金田祐二
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 「カタールW杯・1次リーグE組、日本代表0-1コスタリカ代表」(27日、アルラヤン)

 日本はコスタリカの守備を崩しきれず、後半36分にスキを突かれる形で失点。そのまま敗れた。2大会連続の1次リーグ突破は第3戦スペイン戦次第となった。

 ドイツに勝利した初戦から一転、各国のメディアは日本の敗戦を「衝撃」と報じた。英BBCは「ドイツを破った日本が、スペインに0-7で敗れたコスタリカを下すだろうと多くの人が予想していた」と綴り、「コスタリカの目覚ましい勝利」と報じた。

 初戦で日本に敗れたドイツのメディアは歓喜。「キッカー」紙は「ドイツにとって朗報」と題して速報。「コスタリカも復帰し、ドイツにスルーパスを通した」と、報じた。また「フランクフルトアルゲマイネ」は、「コスタリカがドイツを支援」と報じた。

 失点の場面での日本の綻びを酷評するメディアも。同シーンでは自陣のゴール前で吉田の中途半端なクリアをカットされ、シュートをGK権田も弾ききれず、ゴールに吸い込まれた。

 ブラジルのジャーナリスト、ロドリゴ・コウティホ氏は「守備に悩まされることがなくゲームが進むと、集中力の欠如と許されないミスを引き起こす。吉田がエリア前で出してはいけないパスを出し、守田は反応に時間が掛かった」と、指摘した。韓国の聯合ニュースは「たった一度の守備ミスで、日本を敗北のショックが襲った」とし、「ミスの張本人が“精神的支柱”の吉田麻也なので、より痛い。吉田がボールを確実に処理していたら結果は違った可能性が高い」と、断じた。

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