川淵三郎氏 敗戦後謝罪→呼びかけ「初心に戻って楽しもう」代表スタッフからメールも
元日本サッカー協会会長で、Jリーグ初代チェアマンを務めた川淵三郎氏(85)が15日、自身のツイッターを更新。「スペイン戦は初心に戻ってサッカーを楽しもう」「新しい景色を見ましよう」などと呼びかけた。
サッカー日本代表は、27日のカタールW杯E組・コスタリカ代表戦で0-1の敗戦。現在勝ち点3のリーグ2位で、次戦スペイン戦(日本時間2日4時)で勝利すれば、自力で決勝トーナメント進出を決めることができる。
川淵氏はコスタリカ戦直後に「残念だけど最終戦にベストを尽くそう!」「皆さんを失望させて申し訳ありません。ドイツと戦った時の前向きな強い気持ちが今日は完全に受け身の消極的な戦い方になってしまいました。次のスペイン戦できっと意地を見せてくれると思います。最後まで諦めず応援を宜しくお願い申し上げます」と投稿。
一夜明けたこの日は「冷静に振り返ると」と落ち着いた心境を吐露。「グループ分けは厳しいと思った。でもイタリアが2度も続けてW杯出場できないことを考えれば日本の試合が見れることがどんなに有難いことか」とつぶやき「勝敗を超えて楽しもうと決めていた。なのにドイツに勝利した途端勝ちを望む自分に変わっていた。スペイン戦は初心に戻ってサッカーを楽しもう」と記した。
さらに「1960年8月23日ドイツに遠征した最初の試合はアルメニアアーヘン地方の選抜チーム。5対0の完敗。試合後クラマーさんから君たちには大和魂がないのかと言われた。それから62年後ドイツ、スペインの最強国相手に試合ができる幸運に恵まれすごい事だと喜んた。その初心でスペイン戦を楽しませて頂きます」と投稿。
その約45分後には「スタッフから事務局宛メールが来ました。選手全員気持ちを切り替えてスペイン戦に勝つことしか考えていません。優勝経験あるニ国が同組という難しいグループで勝点3を取って最終戦に臨めるのはポジティブな事です。選手がネガティブになる事なくスペイン戦に向かっています。新しい景色を見ましよう」と続けた。