闘莉王氏は森保采配に怒り収まらず「なぜ上田、シュート打ったか?」「Jでも勝てた」
サッカー元日本代表の田中マルクス闘莉王氏が28日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、カタールW杯第2戦のコスタリカ戦で敗れた日本代表について、怒りを滲ませた。「元気でしょうか。元気あるわけないですよね。どうしたんですか。聞きたいんですよ。最大のチャンス、ふ~」と怒りをほとばしらせながら「おかしすぎる。どうした日本代表」と、切り出した。
冒頭から「総力という言葉をよく(森保)監督は使うんだけど、それにちょっと賛成できない。ちょっとなんでなのかなというところがある」と、森保監督の采配に疑問を投げかけ「正直なところ。ドイツ戦の勝利を生かすために、コスタリカ戦に勝てば、文句なしなんですよ。スペインに負けて、コスタリカがレベルを上げてくるかと思ったけど、コスタリカは全然何にも変えてこなかった。Jリーグのチームがコスタリカと戦っても絶対にJリーグのチームが勝てるんすよ。それぐらいコスタリカは今回のW杯にそんな大したことのない力で出てきたのかなと」と、コスタリカの力は分析。
その上で「日本はチャンスらしいチャンスあったか?よく振り返ってみてください。何にもなかったんですよ。申し訳ないけど、森保監督の采配がよくなかった。途中から選手を代えていけば流れが変わると思っていると思うが、そうじゃないんです。最初からベストの人達を出していけばいいんですよ。なんで上田選手を出してきたか。こないだの浅野選手が点をとってくれただけに、その勢いのまま出していけばいい。すごく疑問に思うし、正直いただけない」と、ドイツ戦直後に「ヘボじゃない」と評価を改めた浅野や伊東、三笘らを温存した采配をチクリ。
そして「0-0でいって、変則の3バックにしたが、ドイツで上手くいったからといって、コスタリカに上手くいくとは限らない。よく考えるとドイツ戦の3バックがはまったのがたまたまのことだったのかなと。それぐらいにしか思えない。後半から勝負という考え方は僕には通用しない。最初から一番いい状態がいいメンバーを出していかないといけないんですよ。途中から流れは変えられると思っていたら、大きな間違い。3バックにすることで三笘の位置がすごく下がるんですよ。一番勝負してほしいところまでいけないんですよ。あのまま4バックで三笘をもう少し前の位置に置かないといけなかった。前回もまぐれだったか、たまたまだったか、なんて言ったらいいか僕もよくわからない。今回は森保監督の采配が裏目に出た。先発した堂安、決していい働きしたかというとそうではなかったでしょ?上田綺世、シュート打ったか?打ててないでしょ?」と、止まらなかった。
スペイン戦に向けてのエールを求められても「ドイツ戦の勝利をコスタリカ戦の敗戦で台無しにしたと思う。今までの盛り上がりなんだったんでしょうか。今までの俺らの期待感を台無しにした。それぐらい大きな負けだと思う。立て直せるメンタルがあるか。ドイツ戦の大金星をいかせないまま第3戦にいってしまった。正直、厳しい状況になりました」と、首を振った。