長友佑都 渦巻く若手批判に「一番批判を受けるべきは自分」とかばう「僕の雰囲気づくり甘かった」
サッカーのW杯カタール大会に出場している日本代表の長友佑都(36)=FC東京=が、コスタリカ戦の敗戦から一夜明けた28日、オンライン取材に応じ、「一番批判を受けるべきは自分」と強調した。
痛恨の敗戦を受けて、SNSでは特定の選手への批判が渦巻いている。長友は「うまくいかなかった選手に批判があるのは聞いているし、批判は当たり前のこと」とした上で、「若手選手が躍動できなかったのは、僕の(チーム内の)雰囲気づくりが甘かった。雰囲気をつくれなかったベテラン選手、僕にもっと批判が来るべき」と反省を口にし、若手をかばった。
W杯に向けて髪を金や赤に染めたことなどにも自ら言及し、「派手なことや大きなことを言ってきたが、結局それを結果で示せなかった。大きな責任を感じているし、一番批判を受けるべきは自分」と批判の矢面に立つ覚悟を示した。
1次リーグ突破が懸かるスペイン戦ではチームの“反発力”も問われる。4大会連続出場と、日本で最もW杯を知り尽くしている長友は「負けたことも含めて、一番経験しているのはベテランの僕。僕がここに入っている価値を示せるのは今だなと。自分自身の価値を示せるのは今だなと感じている」と重圧を背負い込み、「必ず勝って、グループリーグを突破する」と決意をにじませた。