韓国敗戦で主審に激怒 現地紙“因縁”の審判と紹介「曖昧な判定」監督は猛抗議でレッドカード

 ガーナに敗れ、主審に詰め寄る韓国の孫興民(7)ら=アルラヤン(共同)
 後半、勝ち越しゴールを決めて喜ぶクドゥス(左から2人目)らガーナイレブン=アルラヤン(共同)
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 「カタールW杯・1次リーグH組、韓国代表2-3ガーナ代表」(28日、アルラヤン)

 韓国は痛恨の敗戦で1分け1敗となり、崖っぷち。3大会ぶりの決勝トーナメント進出に黄信号が灯った。

 2点ビハインドを追いつく粘りを見せたが、後半23分に勝ち越し点を献上。終盤はゴールまであと一歩まで迫る猛攻を仕掛けた。 最後はアディショナルタイム10分を45秒過ぎたところでコーナーキックを獲得したが、ここで試合終了のホイッスル。コーナーを蹴らせてもらえずに選手はテイラー主審を取り囲み、激怒したパウロ・ベント監督も加わり猛抗議した。ベント監督にはレッドカードが提示され、韓国サポーターからも怒号とブーイングが響いた。

 韓国メディアでも即座にこの退場劇を報道。スポーツソウルは「ソン・フンミンにレッドカードを与えた審判がベント監督にも取り出した 曖昧な判定、国内ファン怒り」の見出しで不満をにじませた。

 同紙ではテイラー主審がかつてプレミアリーグで韓国代表のエースFWソン・フンミン(トットナム)にレッドカードを出した審判員であることを紹介したうえで「彼はこの日もガーナが先制点を奪った場面で疑われたハンドを見過ごし、最後はベント監督にもレッドカードを出した」などと伝えた。朝鮮日報も因縁の審判であることに触れ、「ベントはポルトガル戦で指揮を執ることができない」とした。

 韓国は初戦でウルグアイと引き分け。決勝トーナメント進出には、第3戦のポルトガル戦での勝利は絶対条件となった。

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