怒りの闘莉王氏 森保采配批判止まらず「あれがやろうとしてた事ならガッカリ」コスタリカ最弱説唱える
サッカー元日本代表の田中マルクス闘莉王氏が30日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、コスタリカ戦の問題点と、スペイン戦を展望した。
コスタリカ戦の翌日に撮影した動画で「これは現実でしょうか、夢でしょうか。未だに分かりません。もったいないです。できれば巻き戻しして、またコスタリカ戦前日に戻らないかな、と」とショックから立ち直れていない様子だったが、「まあ戻ったとしてもまたあのメンツが出てくる、またあのフォーメーションの変更みるのもイライラするだけなので、前を向いてやっていくしかないです」と、やけくそ気味に語り出した。
改めてコスタリカ戦について「大事にしなきゃいけなかったのは勢いですよ。殺しちゃいけないですよ。それぐらい短期決戦なので。それを見事にその勢いを自分たちで止めてしまった。これがやっぱりあっちゃいけないこと。スペインは7-0で勝ったけど、7-0で勝っただけのコスタリカの弱さがすごく目立った。日本戦をみてもやっぱりコスタリカ弱いなと。もう1回みたんですけど、本当に勝たなきゃいけない試合だった。もう32カ国中、カタールかコスタリカか。コスタリカの方が弱いんじゃないかなと。それぐらいストロングなところがない。久々に弱いチームをみましたね」と、ぶったぎった。
失点シーンについて「あの失点の場面までに点を取れなかったことが1番の問題。ミスはあったかもしれないけど、問題はそこじゃない。問題はそこまでになにもできなかった日本がいた。負けたのはあの失点があったからじゃない。森保監督のインタビューをみると、『あそこまで自分たちがやろうとしてた事やれてた』と。もうやろうしていた事があれだったらガッカリだわ」とし、改めて森保監督の采配を批判した。
ブラジルやドイツらを引き合いに出し「あれだけ強いチームがターンオーバーしてるか?あれだけすごい選手がいる中でターンオーバーしてないんですよ。選手は機械じゃないんです。絶対に差が出るんですよ。俺が1番怒ってるのは、なぜ能力の高い選手を最初から使わない。絶対にその選手がいいんだという選手をベンチに座らせているのか。もう怒りが止まらない」と、三笘、伊東らの温存に苦言。「ここまできたら、もうドイツ戦はまぐれだったんだなと。僕には理解できない」と、嘆きが止まらなかった。
スペイン戦に向けては「それは勝つチャンスはありますよ。じゃあ100%からいったら何%かといえば、ものすごく低いチャンスだと思いますよ。スペインは完成度が高い。日本が勝つのは非常に難しいこと。それこそ奇跡に近いです」とし「日本が勝つよりはコスタリカに期待して、できるだけドイツと我慢比べしてドローにできれば、日本はドローにはできるかと思うので、両方ドローで日本が突破できる。それぐらいの戦術でいきましょうか」と、最後まで力なく話した。