イングランド W杯初の英国対決完勝 06年大会以来の首位突破決めた
「カタールW杯・1次リーグB組、イングランド代表3-0ウェールズ代表」(29日、アルラヤン)
1次リーグ最終戦が行われ、A組のオランダ、セネガルとB組のイングランド、米国が決勝トーナメントに進んだ。前回4位のイングランドはウェールズとの英国対決を3-0で制し、米国はイランに1-0で競り勝った。12月3日(日本時間4日)に始まる決勝トーナメント1回戦でオランダは米国と、イングランドはセネガルと対戦する。
W杯で初めて実現した英国対決でイングランドが格の違いを見せつけた。先発に抜てきされたラッシュフォードとフォーデンが得点し、ウェールズに完勝。采配が的中したサウスゲート監督は「落ち着いて自分たちの力を証明した」と自信をにじませた。
サッカーでは英国の4地域に協会があり、それぞれ代表を編成。この2チームは実に通算104度目の対決だったが、W杯での「英国対決」は初めて。対戦成績はイングランドの69勝21分け14敗となった。
1次リーグ首位通過はジェラード、ランパードら「黄金世代」が充実していた2006年大会以来。指揮官は「以前より期待は高まっているが、自信や経験もついている」と確かな手応えをつかみ、次のステージに進む。