“デュエル王”遠藤 抑えの切り札役を完遂「スペインの選手に『落ち着け』って言おうかと」
「カタールW杯・1次リーグE組、日本代表2-1スペイン代表」(1日、ドーハ)
日本が“無敵艦隊”スペインを撃破。初戦のドイツからの勝利に続き、2度目の奇跡を起こし、2勝1敗の勝ち点6で2大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。前半0-1で折り返したが、後半に堂安、田中のゴールで逆転した。
第2戦のコスタリカ戦で右ひざを負傷し、別メニュー調整が続いていた“デュエル王”MF遠藤は後半42分に田中に代わって投入。しっかりと試合を締めくくった。出場が危ぶまれていたが「思った以上に回復できて、ドクターにはもしかしたら無理かもと言われていたんですけど、思った以上に回復したんでよかったです」と語り、「1点リードしたら俺に任せろとずっと言っていたので」と、“抑えの切り札”役を全うし、うなずいた。
投入時点では裏カードでドイツがリード。スペインが負けても得失点差で決勝Tに進める状況だったため「スペインの選手に『落ち着け』って言おうと思っていたぐらいだったんですけど(笑)」と笑いつつ「さすがにそこまでの余裕はないし、とにかく守ることに集中して入りました」と明かした。
次戦のクロアチア戦には「たぶん100%に近い状態でいけるんじゃないかと思ってます」とし、世界屈指のMFモドリッチとの対戦に「そうですね。そこはたぶん皆さんが期待していることだと思うので、どれだけやれるか、つぶせるか。期待してほしいなと思います」と、不敵に笑った。