耐えた板倉滉 涙の理由は「次は出られないという悔しさもあった」「サポートに回りたい」
「カタールW杯・1次リーグE組、日本代表2-1スペイン代表」(1日、ドーハ)
日本が“奇跡”を再現し、初の2大会連続決勝トーナメント進出を決めた。
前半11分にモラタのヘディングシュートで先制点を献上した。だが、森保監督は後半から堂安、三笘を投入。早々の3分、敵陣深くへプレッシャーをかけに行き伊東がボールを奪うと、堂安が左足を振り抜き、豪快な同点弾を沈めた。さらに、同6分には三笘の折り返しを田中碧が押し込み、勝ち越しに成功した。
終盤は敗退危機にも直面したスペインが猛攻。だが、一丸の守りではね返し、1点リードを逃げ切った。
フル出場で勝利に貢献したDF板倉滉はピッチに仰向けに倒れ、歓喜の涙を流した。「嬉しかったですね、ドイツとスペインを倒して予選突破できた」と感慨に浸る一方で、涙のわけは「嬉しい思いもあるし、次の試合は出られないという悔しさもあった」という。
累積警告で決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦は出場停止。「今そこをどうこう言っても仕方ないし、次出られないのは悔しいですけど、仲間に託してしっかりサポートに回りたい」と語った。