W杯の日本代表複数得点者はみんな「関西育ち」 2得点目の堂安 稲本、本田、乾、岡崎に続く
「カタールW杯・1次リーグE組、日本代表2-1スペイン代表」(1日、ドーハ)
後半開始から途中出場したMF堂安律(24)=フライブルク=が値千金の同点ゴールを挙げた。後半3分。伊東が競り合ってこぼれたボールを回収すると、ペナルティーエリア左手前から左足を一閃。GKシモンの手をはじいてゴールネットを揺らした。これでドイツ戦の同点弾に続き、今大会2ゴール目となった。
「逆に、何であそこでフリーになったのか分からないくらいフリーだった。あそこでフリーにさせると堂安律は危ないので」。本人にとっても会心の一撃だった。
W杯で1大会に複数得点を記録した日本代表選手は、2002年日韓大会のMF稲本潤一(2得点)、10年南アフリカ大会のMF本田圭佑(2得点)、18年ロシア大会のMF乾貴士(2得点)に続き、堂安が史上4人目となった。
偶然だが、この4選手には「関西育ち」という共通点がある。
稲本は鹿児島県生まれで生後まもなく大阪に転居。堺市で育った。本田は大阪府摂津市、乾は滋賀県近江八幡市の出身で、堂安は兵庫県尼崎市で生まれ育った。
ちなみに10年南アフリカ大会で1得点、14年ブラジル大会でも1得点を挙げ、W杯通算2得点のFW岡崎慎司も兵庫県宝塚市出身。関西育ちの日本代表アタッカーとW杯は相性抜群、と言えるかもしれない。