闘莉王氏 “死の組”突破に「生きててよかった」16強公約「パンツ一丁」でランニング実行へ
「カタールW杯・1次リーグE組、日本代表2-1スペイン代表」(1日、ドーハ)
日本が“無敵艦隊”スペインを撃破。初戦のドイツからの勝利に続き、2度目の奇跡を起こし、2勝1敗勝ち点6のE組1位で2大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。前半0-1で折り返したが、後半に堂安、田中のゴールで逆転した。決勝トーナメント1回戦ではF組2位で、前回大会準優勝のクロアチアと対戦する。
サッカー元日本代表の田中マルクス闘莉王氏は自身のYouTubeチャンネルを更新し、日本の勝利に歓喜した。第2戦のコスタリカ戦後には森保采配を厳しく批判していたが、この日は冒頭「日本の皆さん元気でしょうか?やっぱり元気ですよね。これぐらいやってくれると元気ですよ。本当にうれしい。よかったですね。本当に」と呼びかけた。
そして試合を振り返り「またしても前半どうなるかと思ったら早々に失点食らって、何とかしてくれと応援していた。これがサッカーの魅力なのかなと正直思った。正直数字をみて、戦い方をみて、日本のパフォーマンスをみて、前半であれだけ大変なことにされると、負けに近いものかと思っていた」と、前半の感想を率直に吐露。「でもどこかでサッカーの神様かもしれない。どこかで日本にスイッチが入って、相手がぼーっとしてしまう時間帯があるんですよね。その時にポンポンって点をとる、今回は早い時間帯から入って。堂安のシュートが、正直なところよ、これキーパーのミスなんですよ。それも関係なく入って同点にしたときにこの勢いでいけいけと思っていたら、ああいうボールが出るか出ない。ミリ単位ですよ。角度によっては出てるように見える、角度によっては出てないように見える。ミリ単位でまた決勝点が、あそこに田中碧が入ってくる。なんていうサッカーの神様がこういうサプライズを起こしているのかなと。正直、本当に今日は生きててよかったですね」と、まくし立てた。
「ラッキーボーイはどうしてもW杯では必要だと。コスタリカ戦でいい活躍したとは思わないけど、思いきったことでGKのミスを誘った。なんかやってやるぞってああいうビッグマウス的なところは、俺は嫌いじゃないですね」と、称えた。
三笘の話になるとビールを口にし「三笘選手が入ることによって、チームが全然雰囲気が違う。攻撃だけじゃなく守備もすごく頑張ってくれる。正直なところ、最初から出してほしい。走れるんですよ、あの人、体力持ってるんですよ」と強調。「冨安も入っていい仕事してくれた。最後の最後に麻也(吉田)もこぼれ球のところに足を出したり、見事に突破ができた。あれだけ焦ったスペイン初めてみたんじゃない?我慢強く最後まで1点を守り切った日本が凄かったですね」と、称えた。
ただ、MVPには谷口を選出。「初出場でしょ?こんな緊張な中での初出場はとてつもないプレッシャーですよ。すごく難しい戦いだったにも関わらず、谷口のボールに対するプレッシング。本当に今日のMVPですよ」と、絶賛した。
クロアチア戦に向けては、「正直、この日本代表は読めない。もう監督のシステムの選び方、選手の選び方、読めないんですよ。これはじゃあ強いチームとやった方がいいのか。正直なところコスタリカは弱いと今でも思ってる。そのコスタリカに勝てなかった。今度のクロアチア、見てると堅いんですよ。非常に堅い守備をする。日本にとっては良くないかもしれない。堅い守備のコスタリカを崩せなかった。逆にどんどん前に出てくるドイツ、スペインに勝ってしまうと。これは読めない。後半逆転ができたメンバーでいくべきだと思いますね」と、見据えた。
以前の動画でこの“死の組”を突破し16強にいった場合、「パンツ一丁でどっかで走り回る」という公約を掲げており「これは喜んで、パンツ一丁でどこか走りますよ。場所を考えて。これは嬉しく走らせてもらいます。冬?しょうがないですよ、気持ちで、気合で体温めて、走ります。うれしいですよ。とにかくうれしい」と、キッパリ。下手をすると通報される可能性もあることから、場所はスタッフが検討するという。