前回3位のベルギーが1次リーグ敗退 4度の絶好機もルカク逸す 黄金世代が早すぎる終えん
「カタールW杯・1次リーグF組、クロアチア代表0-0ベルギー代表」(1日、アルラヤン)
F組の最終戦は、前回準優勝のクロアチアが前回3位のベルギーと0-0で引き分け、勝ち点5の2位で16強で争う決勝トーナメント進出。ベルギーは姿を消し、3戦全敗のカナダが4位に終わった。
巨漢ストライカーが4度の絶好機を逸した。ベルギーは故障明けで精彩を欠いたルカクら前回3位の「黄金世代」が早すぎる終えんを迎えた。
後半から入ったルカクは15分、ペナルティーエリア内でこぼれ球に反応して右足で放ったこん身の一撃がポストに嫌われた。終了間際には、ゴール正面で右からの浮き球クロスをフリーで受けたが、胸で落とした球はシュートする前にGKの胸に納まってしまった。
不協和音は、試合前から始まっていたのかもしれない。モロッコに敗れた第2戦の先発は、7人が30歳以上。司令塔デブルイネが、チームのピークは過ぎたという趣旨の発言をしたとして、物議を醸していた。
選手間で約1時間のミーティングをして話し合って臨んだ一戦。しかし、結果は1次リーグでの敗退だった。