モロッコ代表・ネシリ 批判も追加点で首位通過に貢献「もっと世界で活躍したい」
「カタールW杯・1次リーグF組、カナダ代表1-2モロッコ代表」(1日、ドーハ)
モロッコのストライカーは人知れず燃えていた。3試合連続先発のネシリは第2戦まで無得点。所属するセビリア(スペイン)でも今季リーグ戦でゴールがなく、モロッコ国内では起用に疑問の声が上がっていたという。貴重な追加点で首位通過に貢献し「批判があるのは知っていた。自分の力を証明できた」と胸を張った。
1-0の前半23分。右後方からのハキミのロングパスに反応し、DF2人の間を割って抜け出す。左足の巧みなトラップでスピードを緩めず右足を一閃(いっせん)。ワールドクラスの技術が詰まった圧巻のシュートを突き刺した。
エースの復調はさらにチームを勢いづける。「W杯で2度も点を決められて誇りに思う。もっと世界で活躍したい」。野心たっぷりに初の8強入りを目指す。