堂安律「2点取ったこと忘れた」個人記録より「ベスト16の壁を越える思いが強い」
サッカーのW杯カタール大会で1次リーグE組を1位通過した日本代表は3日、史上初の8強入りを懸けたクロアチアとの決勝トーナメント1回戦(5日)に向けて、ドーハ市内で冒頭部分を除く非公開で調整した。
練習後に取材に応じた堂安律(フライブルク)は次戦で2戦連発となれば、W杯一大会での日本選手最多となる3ゴールに到達するが、「個人的な記録はもちろん超えられればうれしいですけど、それほど今は考えていない。本当に2点を取ったことも忘れて今日からやろうと思ってトレーニングしている。まずはベスト16の壁を越えるという思いの方が強い」と語った。
堂安は初戦のドイツ戦と第3戦のスペイン戦でいずれも途中出場ながら同点弾を決めた。クロアチア戦でも得点なら2002年日韓大会での稲本潤一(南葛SC)以来2人目の2戦連発で今大会3点目となる。W杯一大会での2得点は日韓大会での稲本、10年南アフリカ大会での本田圭佑、18年ロシア大会の乾貴士に並んでおり、3得点目を挙げれば、日本選手史上最多となる。
クロアチアはFIFAランキング12位の格上。堂安は「大事なのは一つ一つの球際とか、戦術どうこうより球際とかで負けないこと」と力を込めた。