浅野拓磨 “勝負師”森保監督を絶賛「えぐいなっていうのが正直」「何回『素晴らしい』と言ったか」
サッカーのW杯カタール大会で1次リーグE組を1位通過した日本代表は3日、史上初の8強入りを懸けたクロアチアとの決勝トーナメント1回戦(5日)に向けて、ドーハ市内で冒頭部分を除く非公開で調整した。練習後、取材に応じた浅野拓磨(28)=ボーフム=が1次リーグでドイツとスペインという強豪を破った森保一監督(54)の“勝負師”ぶりを絶賛した。
森保監督は広島時代の恩師でもある。今大会ではシステムも相手とスコアや時間帯に合わせ柔軟に変更。第1戦、第3戦ともに途中投入した選手が得点に絡むなど指揮官の采配は的中している。浅野は「さすがやなとしか言えないです。スペイン戦が終わった後に何回『素晴らしい』と言ったか。監督にもチームにも全部に向けて。それを動かしているのは監督だと思うし、言葉では素晴らしいと言ってもそんなもんじゃないぐらい素晴らしい。えぐいなっていいうのが正直」とたたえた。
信頼関係が築けているからこそ選手らも納得の采配で試合が進められる。浅野は森保監督について「一人一人の選手をサッカー選手としても、一人の人間として見てくれているとすごく感じている。うまい、強い、速い。サッカーのために必要なものはいろいろありますけど、それ以上に必要なものがないとサッカーは勝てない。そこをしっかり見てくれていて、なおかつ選手以上にそこを見抜けている。選手が気づいてなくても監督が気づいてくれる部分はたくさんあると思う」と語った。
自身は第1戦のドイツ戦以来のゴールを狙う。「まだまだこれからなので、選手も監督もやりきるだけです」と浅野。恩師とともに日本初のベスト16突破をかなえる。