長友佑都 侍魂世界に見せる 闘志満面「また大きな声で『ブラボー』と言いたい」

 クロアチア戦への意気込みを語る長友(撮影・金田祐二)
 ドイツ戦の勝利に興奮する長友
 ドイツ戦で攻め込む長友(共同)
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 サッカーのW杯カタール大会で史上初の8強入りを目指す日本代表の長友佑都(36)=FC東京=が4日、ドーハ市内で公式会見に臨み、「日本サッカーの歴史に黄金の1ページを刻む」と決意をにじませた。

 長友が真剣なまなざしで言い切った。「自分たちの力に自信を持っている。自分たちならやれる。最高の試合と最高の結果を得られるよう、日本サッカーの歴史に黄金の1ページを刻む。その意気込みで頑張りたい」。36歳から強烈な闘志があふれた。

 今大会で日本選手初となる4大会連続W杯出場を達成。初選出の08年から14年間代表でプレーしてきた。4年前のベスト16では後半ロスタイムにベルギーに逆転を許した「ロストフの悲劇」という「忘れられない」経験もした。その長友が今の日本代表を「歴代最強と自信を持って言える」と断言した。

 自身は過去2度8強の壁にはね返された。悲願の突破へ必要なことを問われると「コラッジョ(イタリア語で勇気や勇敢)」と迷いなく答えた。初戦のドイツ戦前には「コラッジョ」と言いながらチームメート一人一人と握手を交わし、気合を注入した。

 チームメートには侍を例に出し熱く説いた。「侍が戦いに行く前に自分の武器を磨いて、いざ敵を前にびびっていたらその武器は使い物にならない。(サッカーも)いくら4年間、戦術を磨いてきたとしてもびびってしまったらその技術は生かせない。積み上げてきた戦術を生かすのに一番大事なのがコラッジョだ。(日本の)勇敢さを全世界に表現できる良い機会。僕たちの侍魂を世界中の皆さんに見てほしい」。

 格上を相手に先頭に立ち、戦う覚悟は決まっている。「必ずクロアチアを破ってみんなで新しい景色を見たい。また大きな声で『ブラボー』と言いたい」。三たびの金星でもう一度、歓喜の叫びを上げる。

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