闘莉王氏「この戦いに未来ない」 クロアチア戦勝利予想もボヤき連発「出戻り」「スーパーサブいらない」

 サッカー元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏が5日、YouTubeチャンネル「闘莉王TV」に投稿。5日午後6時(日本時間6日午前0時)に予定される、W杯決勝トーナメント1回戦・クロアチア戦を前に森保ジャパンに提言した。

 闘莉王氏はグループリーグ突破に「ドイツ、スペインに勝った。可能性は低いと思っていたけど、それだけじゃなく1位通過。アドバンテージは絶対にある」とここまでの戦いを評価する一方、「運も実力のうちというが、運があったことは間違いない。ドイツ戦の前半、スペイン戦の前半、コスタリカ戦を見ていると、強いチームは計算して勝ち点3、勝ち切れることが条件。日本はそれができたかと言えば、できてない」と冷静に話した。

 ドイツ戦、スペイン戦には「アクションじゃなく、リアクションのサッカーをして勝った」と独特の表現を用いながら、守備的な戦術で勝利した戦いを分析。「スペイン戦で分かったことが一つあった。スペインは裏を取ってこないチーム、カウンターもしない。クロアチアがカウンターの鋭さ、裏を取るアバウトなボールでも出してくる。そういうチームにどういう戦いをしないといけないのか」とポイントを挙げた。

 守備的な戦術について「この戦い方を続けて未来があるかというと、未来はない」とキッパリと話した。「この固さ的なところは非常によかったが、それは2010年でもできていたこと。当時は自分たちでアクションを起こせないから、リアクションのサッカーになって、それは成功した」と自身も出場し、ベスト16入りしたW杯南アフリカ大会を例にして説明。「ロッキー状態のサッカーに戻すのは4年、8年くらいまた出戻りのような形。未来的には2050年に優勝したいと口にしているが、それをするにはリアクションのサッカーだけでは無理。守りのサッカーだけでは無理。相手にいろんなジャブを出せるようなサッカーをしないと今後はない」と、厳しく注文を付けた。

 「日本は勝てる確率は高いとみている」と話した上で、クロアチア戦のポイントについて解説。「なんで最初からベストメンバーを出さないのか。スーパーサブはいらない。唯一、差を出せる選手は三笘。いままでの戦いじゃなく、もう1歩レベル上げた戦いができるかどうか。最初からベストメンバーを。後半勝負、そんなでたらめなことは口にしてはいけない」と注文。「今回の日本代表を見ていると、能力の高い選手が差をつけてくれている。堂安選手もそうだけど、三笘選手もそう。途中からメンバーを替えて流れが変わるなら、先発がよくなかったということ。なら、最初からそうすべき。それがサッカー」と求めた。

 その上で、クロアチア戦の勝敗を「引き分けでPK勝ち」と予想。「俺らがPK戦までいって、最後の最後にできなかった。PK戦で勝って次に進んで欲しい。どんな形でも突破してほしい」とエールを送った。

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