森保ジャパン PK戦の末に史上初の8強入り逃す 4度目の挑戦も16強の壁破れず
「カタールW杯・1回戦、日本代表1(PK1-3)1クロアチア代表」(5日、アルワクラ)
森保ジャパンが日本代表史上初の8強入りを逃した。今大会初の延長戦の末にPK戦で敗れ、またも16強の壁を破れなかった。
先制したのは日本だった。0-0で迎えた前半43分、堂安の右ショートコーナーから前田が混戦の中で見事に押し込み、待望の先制点を奪った。だが、後半10分に一瞬の隙を突かれ、右サイドからのクロスをFWペリシッチに頭で合わされて同点弾を許した。
追い付かれた日本は後半19分に三笘、浅野、同30分には負傷明けの酒井、同42分に南野、延長後半開始から田中を投入。勝ち越し点を奪いにかかった。だが前後半90分、延長戦前後半30分の計120分でも決着はつかず、PK戦に突入。日本は南野、三笘、吉田が失敗し、涙を飲んだ。
日本にとって「8強」は悲願だった。
16強は2002年日韓大会、10年南アフリカ大会、そして18年ロシア大会に続いて4度目。前回のロシア大会では2点リードを奪いながら追い付かれ、後半ロスタイムに勝ち越しを許し、「ロストフの悲劇」を味わった。4度目の挑戦だったが、壁を破ることはできなかった。