涙の吉田麻也 今後の日本サッカー界の成長に「どんな形であれ貢献していきたい」
「カタールW杯・1回戦、日本代表1(PK1-3)1クロアチア代表」(5日、アルワクラ)
森保ジャパンが史上初の8強入りを逃した。今大会初の延長戦の末にPK戦で敗れ、またも16強の壁を破れなかった。主将のDF吉田麻也(34)=シャルケ=は目に涙を浮かべながら「みんなに感謝したいです。スタッフにもチームメートにもファンの皆様にも、本当にたくさんの応援をありがとうございました」と感謝の言葉を連ねた。
18年ロシア大会の決勝トーナメント1回戦・ベルギー戦で2点をリードしながら敗れてから4年。「毎日、(16強の)この壁を破るために4年間、いろんなものを採り入れて、チェレンジしてやってきたつもりなんですけど、結果が最後で出なくて本当に悔しいですね」と素直な思いを吐露した。
8強入りは逃したが、1次リーグでドイツ、スペインを撃破した事実は変わらない。「多くの子どもたちがこの試合を見て、サッカーに夢をはせて、ときめいて、サッカー選手になりたいという子たちが増えて、その子たちがいずれW杯に出て、壁を破ってくれることを期待していますし、自分もその日本の成長の一端を担えたならうれしいですし。これからもそれは続いていくと思うので、どんな形であれ貢献していきたいなと思います」と今後の日本サッカー界の発展を願った。