韓国悪夢「68年ぶり」前半4失点に悲鳴 現地メディア「ブラジルの壁を実感」
「カタールW杯・1回戦、ブラジル代表4-1韓国代表」(5日、ドーハ)
韓国はブラジルに力の差を見せつけられ、2002年以来の8強入りはならなかった。
悪夢の4失点に、韓国サポーターから悲鳴がこだました。ブラジルの多彩な攻撃に守備陣が混乱。前半7分にビニシウスに押し込まれて先制点を献上すると、流れを失った。13分にはネイマールにPK、29分にはリシャルリソンに3点目を決められた。36分にもルーカス・パケタに得点を許し、29分間で4点を失った。
後半は無失点に抑え、31分にはペク・スンホが豪快なロングシュートを決めて1点を返した。だが、前半のビハインドが重すぎ、反撃はここまで。日本代表と同日にカタールを去ることになった。
現地メディアも一斉に韓国の敗退を報じた。日刊スポーツは「奇跡は起こらなかった。韓国は世界の壁を実感してワールドカップの旅を終えた」とし、スポーツソウルも「ブラジルの壁を実感」と完敗を認めた。
朝鮮日報は「前半だけで4失点するのは、ワールドカップでは1954年以来、68年ぶり。2002年韓日大会の4強以来となる奇跡は起こせなかった」と、落胆の色をにじませた。
韓国ではW杯熱は高く、1次リーグのポルトガル戦では、記念撮影時で同国の国旗を前に記念撮影した際に、国旗を選手が踏みつけたとしてネットを中心に物議を醸していた。