高木豊氏「手のひら返しやめよう」と苦言も W杯日本代表の敗戦に涙、息子3人はプロサッカー選手
野球評論家の高木豊氏が6日、自身のYouTubeチャンネルに投稿。サッカーワールドカップ日本代表をテーマに、決勝トーナメント1回戦でクロアチアと対し、PK戦の末に惜敗した一戦を涙ながらに振り返った。
高木氏の3人の息子は、いずれもプロサッカー選手。長男の俊幸はジェフユナイテッド市原・千葉、次男の善朗はアルビレックス新潟、三男の大輔はレノファ山口FCに所属している。高木氏は「本当に申し訳ない、素人でね。偉そうなこというわけじゃないんだけど」と前置きした上で、プロスポーツ選手として敗戦を分析した。
同氏は、予選ラウンドの戦いから一転し、前半に先制点を奪ったことで「守ればいいのか、攻めればいいのか。気持ちも中途半端になって、プランが崩れちゃった」と指摘。「相手も三笘を研究していた。延長になってスタミナ切れを感じた」などと分析し、立候補を募ったPKについても「俺が監督だったら、蹴る人を決めて責任の所在を明確にし、外したら俺が責任を取ると伝える」とした。
その上で「1つ提案がある」と独自構想も披露。「Jリーグでは毎試合、同点の場合はPKで決するという、ワールドカップにつながる練習をしておくのはどうだろう」とし、「日本のサッカーは引き分けなしで、勝ち点3か0。PKの大事さを改めて目の当たりにしている。Jリーグから取り入れておくことが大事なんじゃないか」と私見を述べた。
さらに、選手の心情を思いやると、思わず言葉を詰まらせながら「悔しかったと思うよ。そこがね…届いたと思っちゃいけない。準優勝している国と、ベスト8の壁がある国。差を感じて強くなってほしい。たかがPKだけど、すごく重いPKだった。それを受け止めて次に進んでいってほしいよね」と悔し涙。最後には「三笘とかあれだけやっているのに、PKを外した途端に手のひら返しやめよう」と、一部の心ない声には苦言も呈した。