体調不良で欠場の久保建英「見積もりの甘さ」「自分の勘違いだった」初W杯で力不足痛感
サッカーW杯カタール大会の決勝トーナメント1回戦でクロアチアに敗れ史上初の8強入りを逃した日本代表は一夜明けた6日、取材に応じた。
体調不良によりクロアチア戦を欠場した久保建英(21)=レアル・ソシエダード=は、詳細について発熱だったことを明かした。新型コロナウイルスではなかったが、39度くらいの高熱で「僕としては解熱剤を飲んでやったらいいんじゃないのって言いましたけど、ダメなくらい高かった」と語った。
大会トータルについては「よく言えばチームのためにやることはやれた。悪く言えば自分のやりたいことはやれなかった。こういう大会でチームのこと優先するのは当たり前ですけど、それを押し通すくらいの個が自分にはまだなかった。今回、自分の見誤りというか、自分の見積もりの甘さというか、僕の今の状態なら押し通せるだけの個があるだろう、認めてもらえるだろうと思っていた自分の勘違いだった」と振り返った。
初戦のドイツ戦と第3戦のスペイン戦で先発したが本来の力は発揮できず、いずれもハーフタイムでの交代となっていた。第2戦のコスタリカ戦は出番がなかった。体調不良を訴え、3日から2日間宿舎で療養となっていたためクロアチア戦は欠場した。「もっとできると思っていた。チームのタスクをやった上でもっといけると思ったけどそれまでの個はなかった」と力不足を痛感した。
初のW杯は悔いの残る大会となった。「あわよくばパリの五輪も出られるので、チャンスがあれば出たいなと。今回ふがいない結果をふまえて思います」と次なる目標を語った。