浅野拓磨 途中出場も見せ場なし「最後クソみたいなプレーでしたけど、それが俺かなって。」

 延長後半、競り合う浅野拓磨(撮影・金田祐二)
 浅野拓磨の肩を抱く長友佑都(撮影・金田祐二)
 延長後半、果敢に競り合う浅野(共同)
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 「カタールW杯・1回戦、日本代表1(PK1-3)1クロアチア代表」(5日、アルワクラ)

 再びヒーローにはなれなかった。浅野拓磨(28)=ボーフム=は「最後クソみたいなプレーでしたけど、それが俺かなって。俺の全てだなと思います。ふがいないです」。後半19分から途中出場したが、見せ場なくチャンスは作り出せなかった。

 4年前のロシア大会ではメンバーに落選し、バックアップとして帯同。ピッチの外から見守ることしかできない悔しさを味わった。今年9月には右膝内側側副靱帯を部分断裂。前シーズンも決して結果を残せているとは言えない状況での選出に批判の声もあったが、初戦のドイツ戦では逆転の決勝ゴールを突き刺し、W杯メンバーにふさわしいことを結果で示してきた。

 PK戦は自ら志願し決めきった。ただベスト8の壁は高かった。「サッカー単体で楽しいかと聞かれると、率直に楽しんでいますとは言えなかった4年半」と苦しんだ。それでも「違ったやり方で次のW杯も目指さないわけではない。再スタート。ここからまた積み上げていかないとな」。“ジャガー”は気持ちを新たに4年後を目指す。

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