内田篤人氏 選手の声、守ってカウンター主体に疑問も「今後日本のやりたい形なのか」の声もあった

 カタールW杯を現地取材していた元サッカー日本代表・内田篤人氏が6日、テレビ朝日「報道ステーション」に出演。決勝トーナメント1回戦でクロアチアにPK戦の末に敗れた日本代表について伝えた。

 内田氏は、今大会を「ドイツやスペインに勝利したのは、素晴らしい成果だと思います」とした。

 そのうえで「ただ選手の意見としては」としての取材結果を「このスタイルがこの先の日本の方向性を決めるスタイルなのかな。僕たちがやりたいサッカーって何なのかな。これは強いチームに対してしっかり守ってカウンター。それは日本のやりたいことなのかなっていう声も選手の中では聞こえてきました」と伝えた。

 今後について「選手は負けた次の日から自分の日常に、クラブに戻ってサッカーを始めますので。4年後にどのくらい、おのおのが成長できるのかがキーになってくる」とした。

 他に築くべきスタイルはあるかと聞かれると、「これは本当に試行錯誤しながらだと思います。勝ちに徹するためにしっかりディフェンスするのが日本のスタイルなのかもしれません。それは今後、強い国と戦っていく中で決まっていきますけど、日本の特徴としては組織力、スピードが今回のW杯では非常に目立ったポイント」と指摘した。

 そのうえで「どういった監督がつくのか、日本サッカー協会がどう今後進んでいくのかにかかってくると思います」と語った。

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