どう守る?“W杯熱”なでしこの失敗重ねて質問も 田嶋会長、吉田麻也が対策口に

 日本に到着し、会見する(左から)反町康治技術委員長、吉田麻也、森保一監督、田嶋幸三会長(撮影・高石航平)
 PKのキッカーの決め方について私見を語る吉田麻也(左から二人目)=撮影・高石航平
 会見する吉田麻也(撮影・高石航平)
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 サッカーW杯カタール大会の決勝トーナメント1回戦で敗退した日本代表の森保一監督と吉田麻也主将が7日、成田空港着の航空機で帰国し、会見を行った。

 史上初の8強こそならなかったが、日本国民が熱狂。空港ロビーには約650人のファンが駆けつけ「ブラボー!」などの大歓声が飛んだ。

 人気回復へ、サッカー界にとってこのW杯熱をいかに維持していくかも、今後の課題となる。会見では「11年になでしこジャパンがW杯で優勝して盛り上がったが、今はあまり関心がない状況にある。せっかく森保ジャパンが盛り上げてくれた。この熱をどう維持していくか」との質問も飛びだした。

 田嶋会長は女子サッカーの低迷に触れながら、「女子サッカーの波は周期的にきていると思っている。ベースとしては男子であればJリーグ、女子ではWEリーグ、そこが盛り上がっていくことが大切」とした。

 そして、サッカー人気維持への具体策を説明するとともに、アピール。「いま日本サッカー協会がアプリをやってます。そこでJFATVも見ることができる。幼稚園、保育園を巡回指導するのを各県協会でやっている。小学校の体育の授業でサッカーをやって頂けるよう教本、指導者の養成もやっている。この火を消さないようにやっていきたい」と語った。

 堂安、久保、田中碧、冨安、板倉ら、若手が活躍した今大会。吉田は最後のミーティングで「注目度が高まるので、これからたくさんメディアに出て、露出を増やして、サッカー人気を増やそう」と選手に伝えたことを明かし、「メディアの皆さん、オファーぜひお待ちしています」と、異例のお願いも伝えた。この日、当初出席予定ではなかった会見に出席したのも、そうした思いだったからかもしれない。

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