吉田麻也が語った川島永嗣、長友佑都の偉大さ「本当にブラボー」と敬意示す
サッカーW杯カタール大会の決勝トーナメント1回戦で敗退した日本代表の森保一監督と吉田麻也主将が7日、成田空港着の航空機で帰国し、会見を行った。
8強入りはならなかったが、ドイツ、スペインを撃破。世界に衝撃を与えた。
34歳の主将には、39歳でメンバー入りしたGK川島永嗣、36歳DF長友佑都の存在について質問が飛んだ。吉田は「ともに代表でプレーしてきて10年以上たつ。ふたりとも本当に芯の強い男だと思う。彼らが、僕も含めて、チームに与える影響は少なくなくて、いい面も悪い面もあると思うが、常にいい形でいい影響力を与えてくれた。だから監督もそこを理解して長友選手や川島選手にいろんな役割を与えていたと思う」と語った。
今大会、GKは4試合すべて権田が出場。川島は出番がなかったが、シュミットとともに権田のサポート役に徹する姿があった。4大会連続出場の長友も、精神的支柱としてチームを鼓舞し続けた。
吉田は「年が上になればなるほど、『若い選手のがいいんじゃないか』『もういいだろう』と言われると思うが、やっぱりサッカーってチームスポーツ。そのなかでいろんなバランスが必要になってくる。やっぱり川島選手がグラウンドにいるとクッと引きしまるんですよ。長友選手がボール回しにいると盛り上がる」と実感を込めた。
吉田を含め、今大会が最後のW杯となる可能性はある。吉田は「そういう熱量を彼らは持っていて僕自身も影響うけたし、そういう姿を見て、若い選手は一流の選手とは、長く代表でやるには、っていう考え方を身につけていくんじゃないかと思いますし、日本代表でプレーする仕事する意味、覚悟を学んで行くんじゃないかと思います。僕自身も感謝しているし、若い選手も感謝しているので、本当にブラボーな役割だったんじゃないかと思います」と、敬意を示した。