16強敗退の韓国代表で“内紛” ソン・フンミン個人トレーナーが協会批判投稿 選手ケア巡り分裂か
開催中のサッカー・カタールW杯で16強だった韓国代表が、敗退後、内紛に揺れている。決勝トーナメント1回戦でブラジルに1-4で大敗した後、ソン・フンミンの個人トレーナーとしてカタール入りしていたアン・ドクス氏が自身のSNSで韓国サッカー協会への苦言をつづった“告発”を投稿し、波紋が広がっている。
同氏はチーム帯同ではなく、個人として現地入り。ソンが全額負担する形で、代表チームと同じ宿舎に泊まり、2701号室で選手のケアを行った。韓国紙「朝鮮日報」などによると、代表チームにはチームドクター2人とトレーナー5人がいたが、多くの選手がコンディション回復のためにアン氏を頼り、ケアを受けていたという。同氏は奇跡的な1次リーグ突破劇を繰り広げたポルトガル戦を前日の2701号室での選手の集合写真を投稿し「2701号室で多くのことがあった。2701が生まれたのか、記者に連絡すれば常識外のことがバレることになるだろう。これを反省して改善すべきだ」と、つづった。韓国メディアは代表のコンディション管理システムに混乱が生じていたことを指摘した。
「朝鮮日報」によると、韓国サッカー協会はアン氏が必要な資格を更新していなかったとし、宿泊費についても「費用支援を提案したが、アン氏側が拒絶した」と説明しているという。
「2701事件」と称されている今回の告発投稿には、大会で活躍したチョ・ギュソンらが「いいね」を押している。