物議醸すゴール後のダンスパフォに ブラジル・チチ監督反論「歴史、文化を知らない人に言うことはない」
サッカーのW杯カタール大会は9日(日本時間10日)に準々決勝クロアチア-ブラジルが行われる。8日、ドーハ近郊で両チームの前日会見が行われ、2大会ぶりの4強入りを目指すブラジルのチチ監督は「クロアチアは中盤の技術が高い。我々はベストなプレーを続けなければいけない」と警戒した。
今大会ではゴール後のダンスパフォーマンスについて物議を醸している。決勝トーナメント1回戦の韓国戦(5日)ではチチ監督もダンスの輪に加わるなど「敬意を欠いている」と韓国国内からも批判の声が上がっていた。これに対し、会見で質問を受けた指揮官は「私たちの歴史や文化を知らない人に言うことはない」とはねつけ、「人々を傷つけるためのものではない」と反論した。
クロアチアのダリッチ監督にも同様の質問が飛んだ。指揮官は「彼らの気質や伝統によるもので敬意を表する。我々の選手にはさせないが、彼らの伝統で素晴らしいこと」と余裕の表情でかわした。
W杯では2006年ドイツ大会と14年ブラジル大会で2度対戦し、ブラジルが2勝を挙げている。