ポルトガル代表 Cロナウド巡る騒動にサントス監督「そっとしておいてくれ」 決戦前日に雑音封じ
サッカーのW杯カタール大会は10日(日本時間11日)に準々決勝モロッコ-ポルトガルが行われる。9日、ドーハ近郊で両チームの前日会見が行われ、ポルトガルのフェルナンド・サントス監督(68)はFWクリスティアノ・ロナウド(37)を巡る騒動について「彼をそっとしておいてほしい」と報道陣を牽制した。
自身5度目のW杯に臨んでいるロナウドは、スイスとの決勝トーナメント1回戦(6日)でスタメン落ちしていた。この采配について、ロナウドが「チームを離脱するとサントス監督を脅した」とポルトガル紙が報道。同国連盟が否定の声明を発表する事態に発展し、ロナウドも自身のツイッターで「あまりに結束が強く、外部からの力では壊せないチーム」などと投稿していた。
サントス監督は「彼がチームを去りたいと言ったことは一度もない」と一連の騒動を否定。スイス戦の前に先発起用しない理由を説明し、ロナウドも受け入れたと明かした。指揮官はロナウドについて「チームの重要な一人で、キャプテンでもあり、ポルトガルを象徴する存在」などと語り、「彼をそっとしておいてほしい」と、決戦前の雑音を封じた。