メッシらに処分も? FIFA規律委が懲戒手続き開始と発表 オランダ-アルゼンチン戦巡り
国際サッカー連盟(FIFA)は10日、W杯カタール大会準々決勝のオランダ-アルゼンチンについて、規律委員会が懲戒手続きを開始したと発表した。
FIFAによると、アルゼンチン協会に対して規律規定第12条(選手と役員の不祥事)と同16条(試合の秩序と安全)に違反した可能性があるとして調査を開始、オランダ連盟についても同12条違反の可能性を調べるとした。
試合は両チーム合わせて過去最多となる計18枚のイエローカードが乱れ飛んだ。後半終了間際にはパレデスがオランダベンチにボールを蹴り込み、乱闘寸前の騒ぎにもなった。
アルゼンチン代表FWメッシ(パリ・サンジェルマン)は主審への苦言を呈し、ゴール直後にはオランダベンチに向けて両耳に手を当てるパフォーマンスで相手を挑発。試合後にはオランダのファンハール監督に詰め寄った。さらに母国メディアのインタビュー中にはオランダ選手に向けて「何を見てるんだ、バカ。向こうに行け」と言い放つ動画が世界中に拡散された。
アルゼンチンは13日の準決勝でクロアチアと対戦する。メッシらに処分が下る可能性は否定できないが、スペイン紙「アス」(電子版)は「公算は低い」との見通しを報じている。