反町技術委員長 日本代表の次期監督明言せず 森保監督のW杯采配に「評価する必要がある」
日本サッカー協会の反町康治技術委員長(58)は12日、W杯カタール大会で日本代表が敗退した後、初めて開いた技術委員会後の取材に応じ、2026年の次回W杯に向けた次期監督人事について「今日の段階で答えが出るかというとそうではない」と話すにとどめ、選定期限についても明言を避けた。
次期監督を巡っては、反町委員長がアルゼンチン出身のビエルサ氏ら外国人指導者を中心に人選を進め、水面下で接触を図っていた。一方で日本協会の田嶋会長は森保監督の手腕を高く評価。「間違いなく候補の一人」と語り、続投を検討していると明かしていた。森保監督も「話があった場合には考えていかなければならない」と前向きな発言を繰り返している。
今大会ではドイツ、スペインの優勝経験国を相手に堅守速攻で逆転勝利を収めた。反町委員長は「勝負事にこだわりを持って行った決断は評価する必要がある」と、森保監督の采配に理解を示した上で、日本協会が掲げる目標に向けて「上昇気流に乗っていける方」と監督像を語った。