メッシ 史上最多タイの25試合出場へ アルゼンチン86年大会以来3度目VへM2
4強が出そろい、13日午後10時(日本時間14日午前4時)から準決勝でアルゼンチン-クロアチアが激突する。マテウスに並ぶ歴代最多タイW杯25試合出場が濃厚なメッシが率いるアルゼンチンは1986年大会以来3度目の優勝を目指す。前回大会準優勝のクロアチアは初優勝を狙う。両チームは前回大会の1次リーグでも対戦し、クロアチアが3-0で勝った。準決勝のもう1試合は、前回王者のフランスとアフリカ勢で初の4強入りを果たしたモロッコの顔合わせで、14日(日本時間15日午前4時)に行われる。
アルゼンチンのメッシの輝かしいキャリアに、また一つ新たな勲章が加わりそうだ。西ドイツ(当時)代表として1990年大会を制したマテウス氏が持つ通算25試合のW杯最多出場記録に、13日のクロアチアとの準決勝で並ぶことが濃厚。決勝か3位決定戦で「26」への更新も見込まれる。自身5度目で初の優勝を果たし、新記録達成を祝えるか。
18歳でW杯にデビューした誰もが認めるスーパースター。左足の超絶技巧でインパクトを与え、サッカー少年の憧れであり続けた。世界最優秀選手賞「バロンドール」を史上最多の7度も受賞した。
主にMFとして鳴らしたマテウス氏は現役時代、当時アルゼンチンのスターだったマラドーナとW杯決勝で2度対戦するなど火花を散らしてきた。1986年大会では敗れ、次の90年大会では勝って世界一になった。自身の記録については「超えられるならばメッシがいい」と歓迎した。
メッシは2014年ブラジル大会の準優勝が最高だ。35歳で「最後の挑戦」と位置づける今大会へ、並々ならぬ覚悟で臨んでいる。メッシは「ディエゴ(・マラドーナ)は私たちのことを見ている。最後まで後押ししてほしい」と空を見上げる。悲願の頂点へ、全ての経験をぶつける。