日本代表GK川島永嗣が代表引退へ SNSで「ここが一区切り」 【全文】
カタールW杯で2大会連続16強入りを果たしたサッカー日本代表のGK川島永嗣(39)=ストラスブール=が15日、自身のインスタグラムを更新し、代表引退を示唆した。日本代表としてピッチに立つ自身の写真とともに「日の丸を背負うことは何より誇らしく、そして何より尊い。思い返せば2007年。初めて日本代表に呼ばれた時の事は今でも鮮明に覚えている。サッカー少年だった頃からの夢が現実になった瞬間の興奮、喜び、そして何より感じた身体中を包みぐっと突き刺さる責任感。
あの日から15年。
W杯という夢の舞台で計り知れない喜びを仲間と輪を作り喜び、そして生まれ育った日本という国を思う人達と共にその喜びを分かち合いました。そして幾度となく、破れぬ壁を前に底知れぬ敗北感も味わってきました。
でも、どんな時でも自分のプレーを支えてくれていたのは、自分の背中には日本を思う沢山の人達の想いがある。そんな思いがいつもあったからです。
この15年。人生すべてをかけてこの日本代表という場所で戦い続けてこられたことに大きな誇りを感じます。
日本代表はいつまでも憧れ、そして夢の場所。
でもここが一区切り。
ここからはまた自分の挑戦に集中していきたいと思います。
そして、夢の日本代表という場所でまたどんどん素晴らしいGKが育ち、活躍していってほしい。
この15年間。日本代表と共に素晴らしい夢を見させてくれた、これまでのチームメイト達。関わってきたすべての監督、コーチ、スタッフ。日本代表を陰から支え日本サッカーの発展に貢献し続けてくれた日本サッカー協会の方々。そして、日本の力を信じて応援し続けてくれたサポーターの方々。皆さんと経験したすべての日々が僕にとって永遠の宝物です。
心から皆さんに感謝したいと思います。本当にありがとうございました!!
自分の追いかける夢が、また日本サッカーの為に少しでも繋がっていくよう日々精進していきます」と、長文をつづった。
川島は今大会で4大会連続のW杯代表だった。10年南アフリカ大会では直前で正GKの座をもぎとり、日本の16強入りに貢献。その後も守護神として代表を支え、国際Aマッチ95試合に出場した。今大会は正GKとして権田が出場。試合出場の機会はなかった。