フランス W杯連覇で歴史に名刻む 60年ぶり史上3チーム目快挙へ「落ち着き重要」
サッカーのW杯カタール大会は18日午後6時(日本時間19日午前0時)から決勝が行われ、前回王者のフランスとアルゼンチンがともに3度目の優勝を懸けてぶつかる。17日は前日会見が行われた。フランスは勝てば1958、62年のブラジル以来で60年ぶり史上3チーム目の連覇となる。2大会ぶりに決勝に進んだアルゼンチンは86年以来の頂点を目指す。ともに5ゴールを決めているアルゼンチンのメッシ、フランスのエムバペによる得点王争いも注目される。
ともに3度目の優勝を目指す決勝。フランスのデシャン監督は「ユニホームに三つ目の星を入れられるのは1チームだけ。目標に集中したい。W杯決勝のような特別な試合は、集中力と落ち着きを保つことが重要になる」と語った。
勝てば史上3チーム目の2連覇。相手はマラドーナが活躍した1986年以来の頂点に挑むアルゼンチンだ。「メッシに優勝してほしいと思う人が多いのは知っているが、われわれは勝つために全力を尽くす」。指揮官は、最後のW杯になる可能性が高いアルゼンチンの大黒柱も意識した。
16日の練習。公開された冒頭部分では体調不良でモロッコとの準決勝を欠場したラビオとウパメカノも参加した。準決勝にフル出場したバラン、コナテの両センターバックは姿を見せなかった。
フランスメディアによると、風邪の症状があるという。チーム内で感染が広まっている可能性もあるが、デンベレは「ウイルスを恐れていない。あまり心配していない」と受け流した。宿舎では感染予防策がとられており、コロムアニは「体調が悪い人は部屋にとどまり、僕らは握手の代わりに拳でタッチするなどルールを守っている」と話した。
前日会見で主将のGKロリスは「歴史に名を刻みたい」と語った。栄冠はもう目の前にある。